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緋衣汝香優理★水迷宮

人形作家、緋衣汝香優理のお仕事と日常


ちびすんの型入れ終了

  1. 2020/04/26(日) 10:00:00..
  2. 制作エトセトラ
  3. .. トラックバック:0
  4. .. コメント:1
ちびすんの型入れが終わったぞう。
たい焼き作ってる気分だったり、女工さんの気分だったり、した。
こんなに数造るの初めてだし、そもそもちびすんはドールズドール。
1体1体気を入れて向き合って、という制作でないのが又面白かった。
パーツの数、数えたりして7〜8個め辺りではうんざりしてみたり。(笑)

ずらっと並んだら昔のオールビスクみたいな感じになるかな、と思って造り始めたのだ。
以前見せて貰った写真、キャンディストアのボードにずらっと括り付けられた人形たち。
其れは駄菓子屋のキューピーや、薬局のケロヨンに似ている感じを抱かせた。
(今の若い人にはわからないかもね)
魂打ち込んで精度を上げて拵えられた人形にはない魅力。
オシゴトとして、ひたすらポイポイ絵付けされた子たち。
それだから、ぞんざいな絵付けの中で皆同じ様で異なり、どの子が一番可愛いかしらと一心に見つめた記憶。リカちゃんに夢中になった時もそうだ。
どの子が一番可愛いか選んでみたりもした。

(私はリカちゃんを容易く買って貰える家庭の子ではなかったので、親や、親戚にプレゼントとして貰えるだけで、子供の頃、自分で選んで買って貰った記憶なぞは無い。
何かの用で親に、百貨店に連れられていった時に見るだけ、心の中で選ぶだけ、という経験だ。
リカちゃんのおともだちがほしくて仕方なかった時も何故か貰えたのはスカーレットちゃんだったりカンナちゃんだったりした。
親戚のお土産、と包装紙に包まれた小振りで細長い箱を見るとお人形さんかも、と狂喜した。
開くとひよこの詰め合わせだったりして、がっかりしたり。
甘くて苦い思い出だ。)

どの子が自分好みか選ぶ喜び、そんな事を思い起こさせる制作だ。
型でカタチが甘くなった貌を細密鑢で整える時、どれも同じにはならずに違って行くのも面白い。
ぱっと見同じであるというのも。

さて、パーツは出揃った。
整えたり、ジョイントの穴を開けたり、フックを仕込んだりは此れから。
誰かが選ぶ喜びを味わうのを夢想しながら造っている。



さて、蛇足ながら書いておこう。
誕生日だのクリスマスだののプレゼントで一番幸福な思い出になっているのはリカちゃんハウスを貰った時だ。此の時はいつものバタークリームのケーキではなくアイスケーキだったのも喜びひとしおだった。
実はごってりしたバタークリームが苦手。
カタチが造り易いのが特徴で、豪華な薔薇なぞがクリームで作られていて、眼に美しく素敵だったので姉と取り合いになったものだ。
取り合って得た所で気持ち悪くなって全部は食べられなかった。
思い起こしてもアイスケーキだったのは其の時きりだった。
リカちゃんハウスを開くと人形の箱が一緒に入っていて、おともだちか、ママか、とわくわくしたが、カンナちゃんだったのは残念だったが。
まあ、ほしいものがあたったのは其のリカちゃんハウスのみで、まあ、がっかりプレゼントが多かった。
中でも一等がっかりしたプレゼントは、コレ。
綺麗な包み紙で包まれた四角な薄いもの。
本だな?
帳面かしら?絵本かしら?
開けてみるとドリルだった。
勉強せいという事だ。(笑)

子供の頃の人形に関する思い出である。

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comment

  1. 2020/04/29(水) 11:38:12 ..
  2. URL ..
  3. 緋衣汝
  4. [ 編集 ]
追記

此のドリルは誕プレだった。
此れを機に、誕生日は心の底では幸福である事を望みつつも嫌な事が起こる日、忌み日になってしまった。(笑)
少しづつ溜まっていたものが臨界点に達し、決定打になったのだろう。
今でも誕生日は微妙だ。
きっと望みが高いから、余計にがっかりするのだと考え、今では平常に暮らす様にしている。
只、少し切ない。

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