緋衣汝香優理★水迷宮

人形作家、緋衣汝香優理のお仕事と日常


フシギのお店・コルメキッサ

  1. 2017/11/03(金) 01:32:45..
  2. 展示
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翠玉にご予約が入り、次いでラスイチアルミボーンまるちゃんにもご予約が入った。
有り難い事である。
コルメキッサさんにはお世話になりっぱなし。
マルタのシリーズはなにか展示の機会がある度にあちらこちらで出品していたが動く事なく、誰からの反応もなかった。自分では可愛いと思って創ったものだが、自分の可愛いと世間の可愛いが一致していないのだとしょんぼりしたものだ。
コルメキッサさんに預けたら、コルメさんが可愛い可愛いと云って、沢山可愛いらしい写真を撮ってくれた。カワイイと云って貰い、可愛い子として扱って貰えて、何故だか本当に可愛らしさを増して行き、ボツボツと旅立って行った。

人形ならではのフシギ。
そしてコルメさんのチカラ。
有り難く、嬉しい事だ。

IMG_20170818_132634s.jpg
コルメさん撮影の翠玉

また、コルメキッサさんに写真作品を出品したのだが、ブログで感想を記述して頂けた。
「少年たちの黄金の日々は歳をとらずに切り取られている。」という記述で沁々と喜びを感じた。
旧知の仲でもあるが、こうして感想を戴ける事がどれほど励みになるか知れない。
此れも又、コルメさんのチカラなのだ。
有り難い事である。
此の縁を大切にしたい。

コルメキッサ・ブログ

コルメさんに請われ、「少女伽藍」手持ちの数冊をお譲りする事となった。
此れも又有り難い事である。



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守谷人形教室、その他いろいろ

  1. 2017/11/01(水) 11:23:21..
  2. 人形教室
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さて、時の経つのは早いもの、もう1ヶ月経ったのか!と慌ててブログ更新。
私事で忙しい中、ボツボツとオーダー作は進めている。
白い曼珠沙華の追作だが、此の原型から創ったアリス、翠玉、霞色のリボン、等、全て唇をふっくらとさせている。
原型の方は非売なので自分好みの薄い唇、此れを好んで下さる方がいらっしゃるとは嬉しい事だ。
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Cynthia

教室の方では Cynthia、Angela のキットを使っていて、先ず、球体関節をあまりご存じない初心者の方にパーツ数の少ない Cynthia で自分で人形を造る楽しさを知って戴き、後、パーツ数の多い全関節の Angela に挑戦戴いている。
初心者の方にはボールジョイントは難しいらしい。
動きの円滑さを求めるにはボールは真球に出来るだけ近いのが望ましいが、此のボール造りに音を上げる方は多い。Cynthia のボール数が首関節の1個に対して、Angela のボール数は13個になる。

d3s.jpg
Angela

此れをクリアしてどうするのかが問題。(笑)
やる気のある生徒さんには、此れを土台に貌を変える、或は頭部だけでもオリジナルの造形にするとか、美しい身体の造形を目指し、バランスや体型を変えて行く、等が提案出来る。
只、今現在の生徒さんは身体に興味がなく、衣装の土台として考えていらっしゃるカンジなので衣装、靴等を提案していく、或は可動性を上げて行く、という提案が考えられるが、可動性を増す、と云う事はジョイントが増える事となるので、ボール造りが苦手な生徒さんには悩ましい話である。

12240010-2s.jpg
marina

お腹にボールを入れる、正座出来る膝関節にする、お腹のボール程度は兎も角、膝関節は中々高度になって来る。造って2体目の生徒さんに勧めるのは悩ましい。
mark2.png

此の三ツ折人形は京都の昔人形青山さんにお世話になった。
先日、青山恵一さんが亡くなったとの悲報が入ったが、其の後情報がない。
ご存知の方がいらしたら、是非お知らせ戴きたい。



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胡粉塗りの話

  1. 2017/10/01(日) 13:41:10..
  2. 人形制作
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  4. .. コメント:0
胡粉を塗っては磨く永久ループに突入。
生地に胡粉が乗ると、途端に不必要な凹凸が目につく様になる。
此れは不思議だ。
胡粉作業を円滑に進める為にも綺麗に磨いたつもりで、其れでも必ず不要な凹凸が目につく。
此れを解消するまで塗っては磨くを繰り返すのだ。
実は真っ白な胡粉で目立つ様に思えた凹凸も肌色が乗り、彩度が落ちた時点で目立たなくなる事は分かっている。
だが、胡粉仕上げにおいては完璧を目指したい。
ゴールは自分がO.K. 出せる迄。いつゴール出来るか皆目見当がつかない。
何度も塗って磨いている内、形状によっては生地が出る。
生地は水溶性の石塑だから、水ペーパーで鑢をかけていると生地が溶ける、へこむ。
胡粉木屎で盛る、塗る、鑢る、其の繰り返し。
そんな訳で塗りの回数はやたらと多くなる。

胡粉木屎は野口晴朗氏の伝統技法の書籍によれば、胡粉木屎又は木糞、此れは極弱い膠で練った胡粉(昔は水練りだったらしい)で形を整える為に盛り上げるものだが、此れは膠胡粉の話である。
膠と云うのは難しくて、日本画で習った記憶によれば、下の膠は強く、上に置く膠は徐々に弱くして行かなければならない。
下より強い膠を上に置くと罅割れる。
人形の伝統技法の膠の使い方でもやはり地塗り、二へん塗り、中塗り、上塗りと徐々に膠を薄くして行く。
置き上げ胡粉は膠を強く(地塗りより強くてはいけない)、胡粉木屎は膠を弱くするそうである。
此れ等は罅、気泡を防ぐ為に、又、上に乗せる胡粉の乗りを良くし、剥落を防ぎ、堅牢な塗装にする為の技法である。

ところで今私が使っているのはボンド胡粉である。
ボンド胡粉は耐久性に優れている。耐水性もある。
膠胡粉と風合いは違うが、気候も変わり、家の気密性も変わった現代ではひょっとするとボンド胡粉の方が現代の環境に合っているかもしれないと野口氏も記している。
野口氏は作品が海外を回って帰って来た時のダメージからも考えて、考案し、試してもみたようである。
伝統技法の書籍だから、膠胡粉の作り方は何頁にも渡って懇切丁寧に解説しているが、ボンド胡粉に関しての記載は淡白りしている。
木屎に関しては記載がない。
ただ、鑢は耐水ペーパーを勧めている。(膠胡粉の場合は地塗り、二へん塗りはサンドペーパー、中塗り以降は水拭き)
最初、膠胡粉の木屎の様に水練りした胡粉を盛ったが此れは失敗だった。
水練りの胡粉は糊の成分が入っていないから、水ペーパーで耐水性の高いボンド胡粉の層が無くなると石塑同様溶け去る。
木屎の盛り上げが形状として完璧ならば問題ないかもしれないが、そうでなければほぼ無駄骨に終わる。
其処で地塗りと同じボンド胡粉で、水で伸ばす前の濃度の濃いものを盛り上げる様にしてみた。
此れなら水ペーパーにも耐え得る。
必要ならば置き上げとしても使える。
吉田式として書籍にもあるボンド胡粉の作り方は、書籍が出るよりずっと以前に当時ピグマリオンの講師をしていた渡邊素子女史に教わって試した。
胡粉そのものは地塗り胡粉を使うが、やり方は上塗り胡粉の作り方に近い。
野口式の方は地塗り胡粉と上塗り胡粉を調合する。
作り方は地塗り胡粉とも上塗り胡粉とも違うが、どちらかと云えば地塗り胡粉の作り方の方に近い。
上塗り胡粉の作り方程大変ではない。
(因みに地塗り、中塗り、上塗りと称しているのは我流である。上塗りと称するものは胡粉の調合を変えている。地塗りを胡粉で油彩、アクリル等で彩色したものを除いて最初の胡粉仕上げから17年経過しているが、罅、剥落、関節の固着などの問題はない)
最近では胡粉塗料なるものも販売されているらしく、未だ試してはいないが、練らなくてよいとなれば随分と簡易な事であろう。
胡粉に関して書くのは初めてだが、丁寧に仕事をすれば良いと云うものでもない、と今時のシーンを見て思う。自分にセンスがあるや否やと云う問いは結局他人の評価に任せるしかなく、自分の拘りを貫く以外に何の手もない。
   
曼珠沙華の塗りだが、形状が完璧と思われた処で地塗りは終了、此れから中塗りに入る、そんな処へオーダー制作が入った。
有り難い事である。
其の話は又次に譲るとしよう。
ばばあは話が長いからな!←自分(笑)



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「人形写真の現在2017」無事終了

  1. 2017/09/02(土) 22:10:03..
  2. 展示
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右に表示されるプロフィール欄にTwitter、FaceBook、Instagramのリンク追加しました。
インスタグラムは始めたばかりで未だ慣れてませんが、過去作をアップして行くのにはまってます。
Twitterは時々阿呆な事呟いてます。

さて、会期延長した「人形写真の現在2017」も無事終了致しました。
お誘い戴きましたキュレーターの黒戸純氏、銀座人形館スタッフの皆様、参加作家の皆様、お越し戴きました皆様に感謝致しております。

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額装した写真はインスタグラムで見られます。
宜しかったらご覧下さい。
また、販売もしておりますので、ご希望の方は銀座人形館にお問い合わせ下さいね。
同時展示した人形「霞色のリボン」も同じく銀座人形館にございます。



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たいせつなひととき

  1. 2017/08/27(日) 01:42:58..
  2. 展示
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「オマージュ渋澤龍彦-悪徳の栄え-そのエロチィシズムと背徳の美学」展は無事終了致しました。
出品なさった皆様、お越し下さいました皆様、スパンアートの皆様、本当に有難うございました。

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写真は搬入時のもので、紅い薔薇の花弁が未だ瑞々しい。
会期中にエアコンの効いた会場内で少しずつ乾燥し、最終日には綺麗にドライフラワーになっていました。
今回の展示で使った物騒な汚れ付きのファブリックは1989年、帯広展で使って以来の使用。
撮影には使用したけど、展示で使うのは2度目。
全部払ったと思われた硝子の破片が一個出て来ました。
折角だから一緒に展示。
当時は凄い匂いしましたけど、今は色も褪せ、匂いもしません。
正体はワイン。

初日には雲の上の方々勢揃いでした。
出品作家のひとり、建石修志氏、桑原弘明氏は敬愛する作家さんで展示でご一緒出来るとは夢の様でした。
四ツ谷シモンさんがいらして、褒めて戴けたのが本当に嬉しかったです。
(シモンさんのツイート)
オープニングパーティーで少しワインの入った私は感激のあまりシモンさんの手をぎゅっと握っていました。美大生の頃、原宿駅に掛かっていた大きなエコール・ド・シモンの看板を見上げていた事を思い出し、シモンさんにそう伝えました。
当時、貧乏学生だった私は人形教室に入る事が出来なかったとも。
様々な事が走馬灯の様に蘇るひとときでした。
そして、大切な宝物になったひとときでした。

人形教室に関しては語りたい事もあるのですが、其れは次の機会に致します。
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1週間ほどおいて、次は「人形写真の現在 2017」の展示です。

2017dollsDM5s.jpg

8月18日(金)〜29日(火)
銀座人形館AngelDolls
豊浦正明×山吉由利子
氷住羊×秋山まほこ・陽月・吉田良
吉成行夫×清水真理
因間りか
岡馬勲
緋衣汝香優理

もう後少しで終了ですが、写真3点と共に「霞色のリボン」も同時展示です。
どうぞご覧にいらして下さいませ。



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